旧・四倉公園にあった「四倉魚市場記念碑」
 諏訪神社境内に移動改めて建立、安置さる。

平成17年4月29日

工事完了を祝いお祓いが執り行われる。

 旧・四倉公園地内に安置されていた四倉魚市場記念碑」※仙台御影石製(高さ約1.5メートル)をこのたび当社拝殿脇に篤志により移動安置されました。ここにご報告をいたします。4月29日大安吉日の日に改めてお祓いをしこの石碑を永く後世に伝えんとします。
  この碑は大正二年(1913)に建てられ、四倉港がかつて中央市場でも〃四倉箱〃と高く評価され、取引されたほど盛況と発展をきわめた
<四倉漁港繁栄の歴史>です。朝の魚市場は新鮮な魚であふれ、セリの掛声が冷気に小気味よく響く。港の朝の男の世界に、先人の尊い足跡を偲ぶものがあります。

移動前の石碑。草に覆われ石碑の存在も忘れ去られていました。
旧・四倉公園地内に安置されていました。

碑 文
 我が四倉町全町を三画に分ち、西部を本町、中央を仲町、東部を新町と称し、海岸に瀕し概ね漁業を以て生活を営む。輓近潮流の関係にて漁獲は殆んど滅却し、漁民活路を失う者が続出し、悲惨の境遇に沈倫す。茲に於て時の有志豊田治郎兵衛、佐藤勇助、青木恭助、桝本長三郎諸氏は之れを憂ひ、市場の開設を画策し、指導奨励に力を致し、今日あるに至らしめるは同君等の賜のなりと云う司し。茲に同志相謀し一碑を建設し其の功績を永遠に傳ふ。

この状態を憂い、関係者と協議して移動、安置となったものです。



魚市場記念碑 大正2年建立

神社拝殿脇に安置されている
石碑群。往時の町や神社の様子を
伺うことが出来る貴重な史料である。





平成17年4月に旧・四倉公園に安置されて
いた「伝・鯨の骨」を諏訪神社境内にある
金刀比羅神社社殿脇に移動、安置する。



諏訪神社境内に安置されている主な記念碑



改良鰹節之碑
明治42年(1909)10月建立


廿三夜記念碑
建立年月日不明
廿三夜記念碑
文化十年(1813)建立


廿六夜記念碑
建立年月日不明
庚申塔
寛政十年(1798)建立



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